●門倉、12球団勝利を達成

門倉、12球団勝利 8回4失点 -報知新聞
横浜門倉12球団勝利、史上4人目快挙 -日刊スポーツ
門倉 史上4人目の12球団斬り! -スポーツニッポン
横浜・門倉が12球団勝利を達成!10年で3球団に在籍 -サンケイスポーツ
門倉が12球団白星達成 -デイリースポーツ
20日の中日-横浜14回戦(ナゴド)で、横浜・門倉健が8回4失点とまずまずの内容でまとめ、今季9勝目をマーク。そしてこれが対中日初勝利で、史上4人目となる「12球団勝利」の金字塔を打ち立てた。
決して本調子ではなかったが、打線が強力援護で盛り立てた。2点ビハインドで迎えた6階、打者11人で一挙8点を挙げて引っくり返した。しかも最後はまとめて4点。小池のグランドスラムまで飛び出したのだ。横浜の1イニング8点は、昨年4月7日の阪神戦(横浜)以来。
中日を皮切りに、大阪近鉄、そして昨季から横浜―と渡り歩き、10年間で3球団に在籍。昨季までに10球団から勝利をマークしていたが、今季から交流戦が始まった事でチャンスが拡大。5月10日、東北楽天に勝ってリーチが掛かった。ところが、プロ入り時に入団したチームである中日にだけは勝てず、昨季は2試合で2敗を喫した。右足に打球を受けて1回途中で降板するアクシデントもあった。今季も2度登板したものの勝敗なし。「メンバーも変わっているから」と無意識で臨んだことを強調したものの、やはり少なからず意識はしていたようだ。
この日も、味方が点を取った直後に失点するという悪いサイクルにハマり掛かっていた。しかし試合中、メカ佐伯に「今日勝ったところでタイトルが付く訳やない。心のどっかで意識してる。そんなこと気にしとったらダメやぞ」と檄を飛ばされ、目が覚めた。大量援護を貰ってからは要所をきっちり締め、自ら白星を手繰り寄せた。
ゲームセットをダッグアウトで迎えた門倉は、出迎えで長いアゴをさすられながら、安堵の笑みを浮かべていた。門倉は「大量得点があったから、やっと勝てたという感じ。お世話になったドラゴンズに、最後に勝てて嬉しい。やっと引っかかっていた物が取れました。3球団渡り歩いて辛い事もあったけど、支えてくれた方々に感謝したいです。ウチの家族にも苦労をかけた。今は心からありがとうと言いたい」と、照れ臭そうに語った。
中日、ロッテと渡り歩いた「飛行機嫌い」の牛島監督も、門倉のレコードを祝った。「俺もセ、パで長いこと投げたけど、手が届かなかった。プロ野球選手になって、名を残すというのは名誉なこと。珍しいというより、素晴らしい記録や。打線もお祝いしてくれるみたいに打ってくれたね」と賞賛。しかし一方で「あとは10勝、11勝―と、先に進んでいってほしい」とハッパをかけることも忘れなかった。これで門倉は98年以来となる2桁勝利に王手を掛けた。
ところで、試合後にはオチがあった。
記念のウイニングボールは、最後は森野の投ゴロで、一塁のメカが手にした。メカは「ロッカーに入れといたから」と、インタビューに向かう門倉に伝言。しかし、門倉が事を終えてロッカーの扉を開けると、中にあったのは、何故か2本のバナナだった。因みに、それを見た瞬間の門倉の感想は―
「『そんなバナナ』って感じですよ」
―オッサンやん。











