●トレーシーがやって来る
東北楽天の新外国人野手が、ようやっと決まった。
元福岡ダイエー(現ソフトバンク)のペドロ・バルデス、元阪神のジョージ・アリアスら、昨年までの実力者の獲得も検討されていたものの、シーズン開始後とあって、いずれも足許を見られた格好で契約には至らなかった。そして結局、初来日のメジャー経験者に落ち着いたのだが―
楽天が元メジャーリーガー獲得を発表 -日刊スポーツ
楽天、新外国人獲得を発表 -スポーツニッポン(速報)

アンディ・トレーシー内野手、31歳。右投左打で主に三塁手。
00年にエクスポズ(現ナショナルズ)でメジャー初昇格。83試合で.260、11本塁打。昨季はロッキーズで15試合に出場して3安打、.188。大リーグ通算は136試合、.224、13本塁打。今季はロッキーズ傘下の3Aでプレーしていた。
楽天は開幕後初の戦力補強。ロペス大爆笑様は打率2割以下、デイモン閣下に至っては開幕以来ファーム。主軸を期待していた外国人野手が、2人揃ってきちんと機能していないのも低迷のファクターとあって、特に弱い打線の補強が急務だった。
田尾安志監督は「三振が多いようだけどマイナーで昨季3割を打っており(但し、昨季は3Aで126試合に出場し115三振)、大きいのも打てるパワフルな打撃をしている」と期待を寄せた。トレーシーは月末に来日予定。
米田純球団代表は「現場の意向に沿った補強ができた」とコメント。また、更にもう1人の外国人野手を補強する方針を表明している。
さて「トレーシー」と聞くと、懐かしの外国人マニアとしては、どうしても現ロサンゼルス・ドジャース監督のジム・トレーシー(James E. Tracy)を思い浮かべてしまう。

トレーシー監督は現役時代の1983~84年、横浜大洋に在籍していた。大洋は当初、左腕投手を補強する予定だったが契約には至らず、結局当時カブスに在籍していたジム・トレーシーを獲得。関根潤三監督は「大学生のような風貌で迫力がない」と酷評していた。ところが、これが当たり。打率.303、19本塁打と余りある活躍を見せ、チームも久々のAクラス入りとなる3位。更なる日本野球への順応が期待された。
しかし翌84年、キャンプ序盤からハードトレーニングを強いられて足を故障。そして開幕直後、4月14日のヤクルト戦での緩慢プレーをきっかけに、起用法を巡って関根監督との確執が表面化した。トレーシーはそのままチームを離れ、その後も遠征帯同を拒否。球団に対して退団をちら付かせながら「関根監督を解任すればチームに戻る」と無理問答を投げかける事態に。レオン・リー(元オリックス監督)、牛込惟浩通訳(のち大洋・横浜渉外担当、国際業務担当顧問)らの説得も空しく、結局そのまま退団した。
トレーシーも若かった。だが、この頃のジュンジュンもまた、若かったんだねぇ。
因みに、当時ヤマハは「トレーシー」というスクーターを出していたが、そのCMキャラにこのトレーシーが起用されていたんだそうだ。更には販売店向けの等身大パネルまで誂えていたんだとか。
蛇足。
「トレーシー」と聞いて、思わずトレーシー・ローズを思い浮かべた方へ。
あなた、洋ピン物の見過ぎですよ―と、若い世代には解り辛い事を言ってみた。












Comments
ふらっと、アンディー・トレーシーと聞いて立ち寄ってしまいました。というのも、彼とは高校が同じだったんです(彼が一期上)。アメリカ・オハイオの片田舎のガキ大将(っていうのも、柄はあんましよくなかった)がまさか日本にやってくるとは・・・という感じです。仙台にいけないのが残念ですが、活躍するのかなぁと正直知人としては不安です。
Posted by: key April 30, 2005 (Sat) 07:39
コメントどうもです。
パリッシュみたいな風貌なので、どういうキャラなのか少しだけ期待してましたが、やっぱりやんちゃ系でしたか。
そんなトレーシーに是非、海の向こうで期待していて下さい。無論、別の意味でですけどね。
Posted by: たむ1200 May 01, 2005 (Sun) 16:56
わたしはトレーシー・ハイドを思い出しました。
Posted by: ktl October 06, 2007 (Sat) 03:24